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「サメと生きる七日間」の体験版をプレイした感想・ネタバレ

サメと生きる七日間 体験版 感想・ネタバレ

サメと生きる七日間」の体験版をプレイしたので、その感想や見どころを書いていきます。
(2022年11月25日に「CUBE」より発売)

体験版範囲でのネタバレを含む記事になりますので、注意してください。
自分で体験版をプレイしたいと思う人は下のボタンからダウンロードするとよいと思います。

目次

「サメと生きる七日間」の体験版の大まかな内容

体験版のプレイ時間は約4、5時間ぐらい。(今回はスピーディーにプレイしたかも)

この作品の主人公「深海恭平(ふかみ きょうへい)」が記憶喪失の状態で海辺に打ち上げられるという所からスタートするのだが、「記憶喪失」という重大な問題が起きているのに、主人公は冷静だし、幼なじみの対応も軽いノリ。

そういう「ラブコメ要素強めの作品なのかな?」と最初は判断することになる。実際に、出てくる登場人物たちの言葉遣いやノリはカジュアルだったり、逆に極度のオタクキャラが出てきたりとエロゲ色が強い。

しかし、話が進むにつれてその軽いノリの作品に影が落とされる。「島民がサメに食い殺された」というニュースが出てからおかしくなる。重大なニュースなはずなのに、他の島民たちは「よくあることだから」の一言で何も騒がない。

他にも「タコをやたら神聖視」していたり、「朝になると必ずサイレンが鳴ったり」、恭平の「思い出す記憶がなぜか島ではなく東京の記憶」と演出されたりで、徐々に不気味さが出てくる。

体験版を最後までやると「この不気味さの正体の一端」を見ることが出来るのだが、あまりにもクリティカルなネタバレっぽいので、この記事内では触れないこととする。(気になる人は自分で体験版をプレイしてみよう)

シナリオ部分とは別に「Hシーン」だけを見れるモードがあるので、興味がある人はそちらもどうぞ。

サメと生きる七日間 体験版 Hシーン
© CUBE:シナリオとは別にHシーンあり

「サメと生きる七日間」のあらすじ

とある夜、深海恭平はふと気づくと見知らぬ浜辺に倒れていた。
周囲を見渡せば、そこには広々とした海、そして砂浜……

混乱に溺れる中、それとは別に、頭に妙な違和感を覚え、
おそるおそる確認をしてみると──

「あぐ、あぐ」

どこかサメっぽい見た目をした全裸の少女が、
恭平の頭をガシガシ噛んでいた。

咄嗟のことに驚き、その場から逃げ出した先で、
今度は夜中にもかかわらず水着の女の子に会ったかと思えば、

「よかった〜〜っ! 生きてたよぉ〜〜!」

と抱き付いてきたりと、もはやわからないことだらけ。

恭平の幼馴染みだと主張する抱きついてきた女の子の話に耳を傾けていると、
先ほどのサメっぽい見た目の全裸少女が追いついてきてしまう。

逃げ出そうと慌てる恭平を尻目に、
全裸サメ少女はおもむろに恭平を指さし――

「くう。このひと、おそわれた」

固まる空気。幼馴染みだという女の子からは
ドン引きの冷たい視線が恭平へと注がれる中、
全裸サメ少女は、より正確な言葉を紡ぐ。

「くう。このひと、‘‘に、’’おそわれた」

鳴り響くパトカーのサイレン。
かけられる冷たい手錠……

深海恭平、意識を取り戻してからわずか数分にして、早くも社会的危機――!

恭平の幼馴染みだというパワフルスポーツガール『保城麗水』。
島に観光へやってきたB級グルメ大好きな強気美少女『天竺天音』。

そして、可愛らしい鳴き声のような口癖にちなんで『くーこ』と名付けられた、
サメっぽい見た目の女の子――

謎に満ちあふれたこの島で、恭平は様々な女の子との出逢いを重ねながら、
激動の運命へと巻き込まれていく――

© CUBE

この作品の主人公は記憶を失った「深海恭平」であり、彼の視点から物語が語られていく。

舞台は本州から離れた離島であり、島民の人数もかなり少ない島である。(部外者がいたらすぐに気付けるレベル)

主人公の恭平、幼なじみの「保城麗水(ほしろ れみ)」、謎の少女「くーこ」の3人で暮らしつつ、恭平の記憶を取り戻す、という作品になると思ったのだが違ったようだ。

恭平が記憶を取り戻すために、島で日常生活を送っていると徐々に島の異常な文化に気づき始め、違和感を覚えるようになる。

なので、この作品の目的は「この島で何が起こっているのか?」を突き止めることであり、恭平に記憶が無いのは「あくまでそのための舞台装置である(記憶があるとシナリオ上、不都合)」と予想できる。

「サメと生きる七日間」の主要キャラ紹介

深海 恭平(ふかみ きょうへい)
生年月日:7月3日/ 学年:2年生/ 血液型:A型/ 好きなもの:映画/サブカル知識
本作の主人公。学園の2年生。記憶喪失の状態で浜辺で意識を取り戻した。
プライベートな記憶の一切を失いながらも、何故か蓄積された映画知識だけは失われておらず、思考や会話の端々に映画オタクの片鱗が窺える。

© CUBE

くーこ CV:夏和小
生年月日:?月?日/ 血液型:A型
スリーサイズ:B71(A)/W55/H73/ 好きなもの:魚料理
無表情で無口の不思議な少女。よく鳴き声のように「くぅ」と話すことから、「くーこ」と名付けられ、恭平の住む海の家に居候することになる。
普段からボーっとしており、基本的にたどたどしい口調でしか話せない。
また、なぜか恭平にとても懐いているようで、家にいるときはすぐに膝の上に座ってくる。
「くう。このひと、に、おそわれた」

© CUBE

保城 麗水(ほしろ れみ) CV:雨天ひなた
生年月日:8月10日/ 学年:2年生/ 血液型:B型
スリーサイズ:B90(E)/W58/H88/ 好きなもの:アイスクリーム/泳ぐこと
恭平のクラスメイトにして幼馴染み。学校では水泳部に所属しており、キャプテンを務めている。
明るく活発で運動神経抜群、更に笑顔も可愛いとあってクラスの人気者。
考えるよりも先に行動する男勝りなタイプと思われているが中身は誰よりも乙女。
お馬鹿な言動が目立ち恭平に呆れられることが多いが、野生の勘で妙に鋭い洞察力を見せる一面も。
恭平と同じ海の家で生活している。また料理がうまく、恭平たちの食事は基本的に彼女が作っている。
「ねぇねぇ、この状況ってもしかして……ウチら、パパとママじゃない!?」

© CUBE

吉切 遠花(よしきり とおか) CV:明羽杏子
生年月日:4月7日/ 学年:2年生/ 血液型:O型
スリーサイズ:B79(B)/W54/H80/ 好きなもの:都会の話題/都会の流行
恭平のクラスメイト。学園の2年生で、医者を目指して勉学に励む優等生。高身長のモデル体型、顔立ちも絶世の美形。
この狭い孤島の中から飛び出して都会の医者になるべく勉強時間を一分一秒も無駄にできないと考えており、そのため同年代の人間との会話や交流を無駄と断じ、自ら壁を作っている。
基本的には冷静沈着、頭脳明晰、クールビューティーな美少女だが、都会への憧れが強すぎるが故に、都会の話になるとポンコツになることも……。
「深海くんとの会話に数学2問以上の価値があるの?」

© CUBE

眠深 真瑠璃(ねむりぶか まるり) CV:春乃いろは
生年月日:12月28日/ 学年:2年生/ 血液型:A型
スリーサイズ:B80(B)/W61/H78/ 好きなもの:アニメ/漫画/B級映画(スプラッタ等)
恭平のクラスメイトの陰キャな女の子。学園の2年生で帰宅部。
内気で引っ込み思案、ネガティブ思考でコミュニケーションも不得意であり、クラスメイトと溶け込めずに教室ではいつも1人で本を読んだり、眠ったフリをしてやり過ごしたりしている。
声が小さくぼそぼそした喋り方が特徴的で、会話の際に相手の目を見るのが苦手なのだが、仲良くなると内弁慶な一面を見せてくることも。
アニメ、漫画、B級映画などが好きで、オカルト知識も豊富に持ち合わせている。
「……もっと、仲良くなりたいです。あなたと、もっともっと、お話したい」

© CUBE

天竺 天音(てんじく あまね) CV:百瀬百環
生年月日:9月15日/ 学年:2年生/ 血液型:AB型
スリーサイズ :B86(D)/W55/H81/ 好きなもの:ミリタリー/筋肉
都会からやってきたという観光客の少女。
とある事情で商店街や飲食店を出禁となってしまい、空腹に耐えかね恭平の家で食材を漁っていたところを、泥棒に間違えられ、捕らえられてしまう。
その後は誤解も解け、以降は一緒に町を観光する仲になる。特に焼きそばやたこ焼きなどのB級グルメに目がない。
天上天下唯我独尊、プライドが高くて我が道を往くタイプ。
恭平に対しても何かと強気な態度で接してくるが、反面押しには弱いなど意外な一面もある。
「アタシがタコを獲ってきたら……たこ焼き、作ってくれる?」

© CUBE

船堀お姉さん(ふなぼりおねえさん) CV:神代岬
生年月日:?月?日/ 学年:大人/ 血液型:A型
スリーサイズ:B94(G)/W61/H89/ 好きなもの:ラジオ/写真
自称「船堀お姉さん先生」。本名は誰も知らない。
普段は恭平や麗水の通う学校で教師をしているが、ある時は婦警、ある時はコンビニ店員、ある時は保険医などなど、様々な場所に様々な恰好で現れる謎のお姉さん。
多彩な顔を持っているようだが、彼女と交流の深い人はほぼおらず、プライベートは謎に包まれている。一見何も考えてなさそうな、ちゃらんぽらんな性格と口調で、恭平を面白可笑しくからかってくる。
「祭りなんだから楽しければ何でもいいの。古今東西そういうものなんだから」

© CUBE

「サメと生きる七日間」の体験版の見どころ・ネタバレ

※ここからネタバレ要素が強くなります。

記憶喪失とそれに対する対応

この作品は主人公が「最初から記憶喪失な状態」でスタートします。残された記憶は自分の名前と、ごくごく一般的な常識、そしてサメ映画の記憶だけ。

なので、主人公が住む島がどんなところなのか、情報が全くない状態で話が進んでいきます。どうやら「意図的に記憶が消されている」らしいのだが、どちらかというと「シナリオを進める上で主人公に記憶があると邪魔」なので、物語の演出上、記憶を消しているという印象を強く持った。

「記憶喪失」という問題に対するキャラクターたちの対処が全体的に軽く、主人公はその状況を冷静に受け入れ、幼なじみの保城麗水も「いつか記憶戻るっしょ~」ぐらいの軽いノリで流される。

他のキャラクターたちは「そもそも主人公が記憶喪失と気づかない」or「気づいても麗水同様すんなり受け入れる」というパターンに落ち着いた。

これらのことから「記憶喪失自体を問題として取り扱う作品ではない」ということが強調されていると感じる。

サメと生きる七日間 体験版 記憶喪失
© CUBE:記憶喪失だが映画などの知識だけ残る主人公「深海恭平」

おそらくキーを握るキャラ「くーこ」

体験版では終始、謎の存在として居続ける「くーこ」。作中では、「行くあてがない迷子(そのうち親が迎えに来るだろう)」ぐらいで扱われていて、くーこについて深く考察される場面はない。

しかし、作品の演出上、くーこが「サメの擬人化なのでは?」と思わせるシーンは多い。しかも、島では「島民がサメに食い殺される」ことが頻発する。(あまりに頻発することから島民は慣れきっており無関心)

「サメが擬人化したようなキャラ」と「人を食い殺すサメの存在」という2つの要素によって、くーこがこの作品で重要な存在だということは十分に感じ取れる。

だが、体験版ではここまでしか情報が開示されないので、これ以上考察するためには、本編をプレイする必要があるだろう。(一応、体験版の最後にPVが流れて「くーこはこんな存在なのでは?」とは想像はできる)

サメと生きる七日間 体験版 くーこ
© CUBE:サメのフォルムを残す「くーこ」(左のキャラ)

異常さがある島とサメと生きる「七日間」

主人公たちが住む島には、いくつか本州とは違う異常なことが起こる。

  • 野蛸という通常のタコとは形状がかけ離れたタコが島の中を多数歩いている。
  • 島民はタコを神聖視しており、「たこ焼き」などは存在しない。
  • 毎朝、同じ時間に空襲警報のような大きなサイレンが鳴る。
  • 島民がよくサメに食い殺される。しかも、島民はそのことをさほど気にしていない。

この作品の始まりは「記憶喪失」という始まり方はするものの、冷静沈着なキャラや軽口を交えた明るい会話が多いことから「これは楽しいタイプのエロゲーだ」と思わされる。

しかし、話が進むに連れて上に書いたような異常なことが明るみになり、「あれ、これはサスペンス要素がある作品だぞ?」と考えを改めることになる。

タイトルにある「七日間」という言葉から予想するに、「記憶喪失な主人公が七日間をループしながら、島に潜む問題を解明する」作品になるのでは?、と思っている。

サメと生きる七日間 体験版 野蛸
© CUBE:この島にだけ生息する地上を這う「野蛸(のだこ)」

「サメと生きる七日間」の体験版の全体的な感想

体験版をやり終えると「この作品は楽しいエロゲーではなく、サスペンス要素強めの作品ですよ」ということが知ることが出来る。逆に、体験版では「そもそもどんな謎を解いていくべきなのか?」という部分についてはさほど触れられずに終了する。あくまで、ゲームジャンルと世界観を説明したに留まる感じである。

作中、「サメが島民を食い殺す」という表現はされているのだが、肝心のサメがどんな形をしているのか明示されることはなかった。もしかしたら、「野蛸」同様に何か違う形をしている可能性はある。

そもそも、記憶喪失の主人公が思い出す記憶が島のこととかけ離れていたりするので「主人公はそもそも島民じゃないのでは?」とも考えることが出来る。そうすると幼なじみと名乗っている「保城麗水は何者なのか?」という話にまで派生することになる。

どちらにせよ、この作品は「頭を空っぽにして楽しむエロゲ」ではなく「展開を予想し、推理するサスペンス作品」であることは、間違いない。

そういうジャンルに興味のある人は体験版でも良いのでプレイしてみて欲しい。

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